「2004ユースボランティア」  に協力  

当協会も、ユースボランティア学生受け入れ団体のひとつとして 
学生たちにボランティア活動の場を提供しました。


ユースボランティア:

主催  (社)神奈川県青少年協会
     (社福)茅ヶ崎市社会福祉協議会
     茅ヶ崎市民活動サポートセンター

後援  神奈川県教育委員会
     茅ヶ崎市教育委員会

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2003年夏
中学・高校・専門学校・大学の学生たちを対象に、第1回が実施されました。
夏休み中の青少年が、多様なボランティア体験活動を通して多くを学べるよう、
市内の15の団体・施設・機関がボランティア活動の場を提供しました。

2004年夏
第2回目では、市内の13の団体・施設・機関が学生の受け入れ協力をしました。
参加申し込み学生数は、第1回を上回る約90人ということです。
ボランティア 活動内容は、里山保全、動物愛護、海岸美化、保育、介護など、さまざまでした。

当協会も要請を受けて、2004年に初参加。国際交流の部で協力し、延べ19人の学生に
ボランティア体験の場を提供しました。

 

以下、ユースボランティア学生を受け入れた4つのプログラムをご紹介いたします。

 

   2004年7月22日(木)  フランス大学生の着付けとお茶の会   

7月いっぱい当協会会員宅にホームステイしていた
フランスからの大学生たち7人のために
市内高砂緑地にある松籟庵の茶室で
お茶会が開かれました。

     

ユースボランティア学生は4人が参加し
初めての着物に大喜びのフランス大学生たちと一緒に
お茶席を体験しました。

着付け、お茶は「日本文化の会」のメンバーが担当しました。
ユースボランティア学生からは次のような感想がありました。

「汗だくで着付けをするボランティアの大変さがわかった」
「日本人なのに、着物が着られなかったり、茶道ができなかったりして反省した」
「外国の人たちと仲良く話せてよかった」

 

  2004年7月28日(水)   イングリッシュ・スピーキング・コーナー    

「イングリッシュ・スピーキング・コーナー」は
学生たちに英語で交流する場を提供して、海外に目を向けさせ、
語学習得の意欲を刺激しようと、1996年以来
活動を続けているグループです。

毎年、「ホームステイグループ」で受け入れている
オーストラリアやインドネシアの高校留学生たちが参加しています。
サポートするのは、海外生活体験豊富な当協会会員です。

当日は、外国人留学生たちが滞在期間を終えて
帰国したばかり。
ちょっと淋しい人数になりましたが、メンバーの
ひとりがオーストラリア旅行から帰国した直後
ということで、楽しい話題で盛り上がりました。
オーストラリアで食べた大きなカニや、
アメリカ英語との違いなど、ときには日本語も
交えてのおしゃべりを楽しみました。
参加したユースボランティアの中学生も
「家族でグァムへ行ったとき、インフルエンザに
かかって泳げなかった」という話を
英語で披露してくれました。

「イングリッシュ・スピーキング・コーナー」は毎週水曜日夕方に開かれます。
会員以外の学生も利用できます。
9月に来日するアメリカ、インドネシアからの高校留学生も参加の予定です。
興味のあるかたは、当協会まで
お問い合わせください。

 

  2004年7月29日(木)   日本語・木曜教室    

毎週木曜日、外国人のための日本語ボランティア教室を開いています。
当日は8月の夏休み前の最終日とあって、「夏まつり」を企画していました。

   

参加したユースボランティア学生は11人。
中国、カナダ、イギリス、フィリピンからの7人と一緒に、
冷やし中華、お好み焼き、かき氷、綿菓子などを作りました。

学習者の日本語は入門程度から、
会話自由の超上級者まで
いろいろです。
日本語や英語、中国語、ときには
身振り手振りを使って、
楽しくにぎやかに交流できました。

 

終わってからの感想は、
「外国人と初めて話して緊張したが、そのうち、日本人と話しているように
普通に話が合った。やっぱり言葉が違っても、みんな心は同じなんだなと思った」
「困っている外国人がいたら声をかけたい」
「これから外国語を、一生懸命勉強したい」 
などでした。

また、「外国人と話す機会がないので、仲良く交流できてうれしい」と、
くちぐちに話してくれました。

 

  2004年8月8日(日)   日本語・日曜教室    

毎週日曜日、外国人のための日本語ボランティア教室を開いています。
当日、前半は通常通りの日本語学習、
後半はユースボランティア学生による紙芝居鑑賞
というプログラムでした。

参加した3人のユースボランティア学生が
「かぐやひめ」「鶴の恩返し」「舌切り雀」
の紙芝居をしました。

        

カンボジア、インドネシア、中国、マレーシア、韓国、シンガポールなどからの
20人以上の外国人学習者を前にして、
「緊張した」そうですが、上手に読んでくれました。

終わってからは、紙芝居をめぐり
楽しい質疑応答がありました。

母国に紙芝居はないので初めて見た、
「鶴の恩返し」の話は中国にもある、
インドネシアでは影芝居が「ワヤン」とよばれている、
など興味ある話題が出ました。

ユースボランティア学生からは
「めったにない体験をすることができた」
「外国人たちが優しく接してくれてうれしかった」
「日本語をおしえることに興味を持った」
などの感想をいただきました。

 

以上、当協会のボランティア活動への参加が、
若い学生たちの踏み出す国際交流の第一歩になったら…、
と願いつつ、報告を終わります。


2004.8 fh/sy 

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