国際理解講座  「カンボジアの歴史と財政再建から学ぶ」

2010年1月30日(土) 14:00〜16:30pm
勤労市民会館・6階・A研修室

講師:林薫先生(文教大学・国際学部国際関係学科教授)

 茅ヶ崎市と茅ヶ崎国際交流協会共催の「平成21年度第1回茅ヶ崎市国際理解講座」が1月30日(土)午後時から、勤労市民会館階の研修室で開催されました。
 
出席者は約40名であったが、講師は JICA出身で、今までに色々な国で財政問題の実務をされてきた、文教大学国際学部教授の林薫先生でした。


 今回は、カンボジアの歴史として約
30年前に起きた
ポル・ポト政権による大虐殺についての説明と、
その虐殺がなぜ起こったか、そしてその後、現在、
カンボジアはどのような状況にあるのか、
さらに、最新のカンボジア経済の問題点等について
パワーポイントを使用して、約
時間、
色々な事例を織り込みながら、
非常に分かりやすく解説されました。

20分間休憩の後の質疑応答の時間では、
出席者からのカンボジアの地理、経済状況、政治情勢、
日本からの
ODA援助、国民性、食糧事情、宗教、
言語、食べ物等、熱心な質問があり、
先生から、昨年春と夏に現地調査をされたときの様子等を
入れて説明があり、予定の
時半に終了しました。

今日の講座で、カンボジアは、人口が約1300万人で
面積は日本の半分くらいですが、
土地が平らで水が流れにくい、
ベトナムに比べて、インフラが未だ整備されていなく、
政治的に未だ不安定な国で、隣国のタイの経済に
依存している、人材の育成が大きな取組みである等、
最近の状況が良く判りました。

 

    


 なお、会場では、毎年カンボジアの恵まれない子どもたちのために支援金の提供をしているソーイングボックスグループが、作品を並べて、即売会をしていました。

次回の「茅ヶ崎市国際理解講座」は
日(土)に「国際理解のためのボーダレスコミュニケーション・海外滞在経験者に聞く」
を予定しています。

                           (TI記)

 


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