茅ヶ崎市と茅ヶ崎市国際交流協会共催の平成22年度第1回茅ヶ崎市国際理解講座が、10月9日(土)午後1時30分から、茅ヶ崎市女性センター大会議室で開催された。
講師は、文教大学・情報学部・広報学科・専任講師の日吉昭彦先生で、出席者は約20名でした。
今回のテーマは、『グローバリゼーションとメディア〜内なる国際化とエスニック・メディア」でした。
国際化(グローバリゼーション)といえば、一般的には西洋化を意味しているが、実は国内における国際化が進んでいる。2009年度の法務省入国管理局の統計によると、在日外国人は218万人(総人口の1.71%)であり、主な国籍別では、中国、韓国・朝鮮、ブラジル、フィリピン、ペルーの順である。
このように、在日外国人の数が増えている理由としては、バブル景気期の人材不足、入国管理法の改正(1990年)及び地方の工業都市における日系人のリクルート等がある。
今回は、講師の外国語情報誌等の研究から、例として、海外在住ベトナム人(越僑)社会とメディア、さらに日本国内におけるベトナム語のエスニック・メディアの具体的な事例の紹介があった。
内なる国際化により、『エスニック・メディア』という国境とは無関係のグローバルなネットワークが急増し、現在国内では数100誌あると言われている。
こうしたエスニック・メディアから、主体的な市民としての外国人とのかかわりが、これからの国際交流のひとつの姿であるとのことであり、茅ヶ崎市国際交流協会の国際交流活動に、たいへん参考となる国際理解講座でした。
(TI記)
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