国際理解講座・ 大英博物館における国際理解教育   2012年11月10日(土)
2012年度第1回茅ヶ崎市国際理解講座

大英博物館における国際理解教育
イギリスの子どもたちからみた日本

講師 井上由佳氏(文教大学国際学部国際観光学科 専任講師)


2012年11月10日(土)
13:30pm
女性センター・大会議室

共催
茅ヶ崎市国際交流協会・茅ヶ崎市

 11月10日(土)の午後に、女性センターの大会議室で
茅ヶ崎市と茅ヶ崎市国際交流協会共催の、2012年度第1回茅ヶ崎市国際理解講座が開催されました。

 講師は、ロンドン大学に留学された文教大学・国際学部・国際観光学科
専任講師の井上由佳先生でした。

 今回のテーマは 『大英博物館における国際理解教育〜イギリスの子供たちから見た日本〜』 で、最初に、参加者がその場でイギリスへのイメージを書いて提出したイメージを、先生が大まかに分類して紹介することから始まり、
大英博物館の紹介、大英博物館における国際理解教育の紹介、イギリスの多文化社会の教育の紹介、最後に外国人・外国文化のイメージとして、参加者に自画像とイギリス人像を想像して
A4サイズの1枚の紙に描くというテーマが出て、休憩。

 休憩時間に、参加者が描いた絵の幾つかを紹介後、
イギリスの子供たちが見た日本人の紹介、
更に大英博物館で行われた『日本発見展』の紹介がありました。

 博物館展示の持つ強いイメージとメッセージ性には、
プラスの効果とマイナスの効果がありますが、
『お勧めのミュージアムは世界中にあるので、ぜひ足を運んで、
心揺さぶられたり、知的好奇心を高めて下さい』
というまとめで、講演が終わりました。

 講演後、参加者から国際理解に関する具体的な幾つかの質問がでて、
先生から回答がありましたが、今回は大変興味深いテーマだったこともあり、
大勢の参加者がありました。

 

●井上由佳先生のプロフィール
ロンドン大学大学院で博士号取得。博物館学・教育学を専門とし、大英博物館における日本文化展示について、国際理解教育の視点から分析し研究している。著書に2010年発行の「はじめての国際観光学」 があり、食、地域、文化、人が国際観光にいかに係わるかがその焦点となっている。研究のテーマとして、博物館体験を通じた国際理解教育のあり方、がある。

                                                      取材: IT(文と写真)

 

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