10月の屋外お楽しみ会は会員のN氏の企画で、
『史跡・施設めぐり』となり、10月8日(火)に行われたが、
当日は少し暑い位の良いお天気で、参加者は13名でした。
朝10時に神奈中バスの『柳島』停留所の近くで集合し、
そこから歩いて藤間家に向いました。
庭に準備された長机の廻りに座って、市社会教育課の
富永冨士夫氏から藤間家の邸宅(約4,700m2)の庭の
遺跡を茅ヶ崎市として調査された結果について
話を聴きました。
次に、庭にある当主(雄蔵氏)の書斎に入り、ご本人から
藤間家の色々な話を伺いました。
江戸幕末から明治にかけて茅ヶ崎柳島村の名主で、
また廻船業を営んでいた藤間善五郎(柳庵)氏について、
色々な資料のコピー等により、ペリーが浦賀に来た時に
黒船を見に行った時の記録等興味深い話を聴きました。
その後、庭にある資料館に入り、当時の船で使用されていた
道具類などを見学しました。
現在、神奈川大学の調査班が入り調査中とのことでした。(注:藤間家屋敷は平成25年3月に茅ヶ崎市指定史跡に指定された。)
次に藤間家を後にして、暫く歩いて東海道線の踏切を渡り、
国道1号線の下町屋にある、国指定史跡・天然記念物である
『旧相模川橋脚』に行き、ここでまた富永氏から説明を
聴きました。
この橋脚は1923年の関東大震災で当時の水田に橋脚が
出現したもので、その後の調査で鎌倉時代に架けられたもの
だそうですが、地震による液状化現象を良く示していることから
平成25年3月に天然記念物に指定されたとの事でした。
昼食後に、『旧相模川橋脚』の近くにある『神奈川県衛生研究所』を見学しました。
県職員の醍醐さんから、衛生研究所は丁度10年前に
二俣川から現在の場所に移転した。
『その役割は県民の健康と生活の安全を守るためである』
とのことで、その業務の概要説明がありました。
その後、丁度中国遼寧省から短期間実習に来ている二人の
中国人研究者と短時間交流する場が設けられ、
研究者からの自己紹介等の後に質問等が行われた。
日本人は非常に親切である等の感想があった。
その後、醍醐さんの案内で研究棟を見学したが、
屋外には放射線量測定モニターが設置され、また研究室には
色々な高額な試験分析装置等が並んでいました。
予定の2時から少し延びて2時半過ぎに終了し、
お楽しみ会は解散したが、今回は茅ヶ崎市の歴史等を知る
非常に良い機会でした。
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