今回の講師は東海大学文学部北欧学科の佐保吉一教授で、テーマは『歴史から見たデンマークの教育〜幼児教育を中心から』でした。
デンマークは幸福度世界一と言われていますが、ドイツやイギリスやフランスのようなヨーロッパの国と違って、普段マスメディアにあまり出てくることが少ない国です。
佐保教授は最初はこの国の概要について、畜産産業が多く、海洋国家であり、過去海外に植民地があった等の説明から始まり、教育の歴史や今日の教育制度について画像や動画を交え、大変判り易い講演でした。
デンマークは消費税が25%と高いですが、相互の信頼に基づいた社会であることや、公教育は無料であり、森の幼稚園や、9年生の国民学校、自ら生き方を学ぶ国民高等学校等日本にはない教育制度について興味深い話がありました。
講演の途中の休憩時間には会員の手作りのデンマークのお菓子とコーヒー等の提供があり、短い時間の懇談がありました。
講演後、デンマークの国や森の幼稚園等質問がありましたが、デンマークでの一番お勧めの時期は6月末から7月とのことでした。
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