2023年1月20日(金)、1月27日(金)、2月3日(金)の日程で、国際理解グループ主催の3回連続講座「プィーサンキを作りましょう!」を茅ケ崎市美術館アトリエにて開催しました。

 

プィーサンキは、ろうけつ染めで作るウクライナの伝統的なイースターエッグです。キスカという筆記具の先に入れた蜜蝋をローソクの火で溶かしながら卵の殻に線を書き、卵を染料につけて染めることを繰り返して作ります。プィーサンキの模様や色にはそれぞれ意味があり、ウクライナでは「お守り」としてイースターの時季に家族や友人に贈ります。

講師は、2022年10月16日(日)開催の「ウクライナ人道支援 伝統工芸展&トークイベント」で素晴らしい作品と実演をご披露くださったテチャーナ・ソロツカさん。道具の使い方、作り方の手順やコツをわかりやすく丁寧に教えて下さいました。20名の参加者は、模様や色の意味を学びながら、毎回違うデザインの作品を1個ずつ完成させました。

1回目(1月20日): オークの葉 = 健康、強さ
2回目(1月27日): 星 = 太陽、生命力
3回目(2月  3日): 神の手 = 守護

はじめは慣れない手つきでキスカと壊れやすい卵の殻を怖々と扱っていた参加者ですが、ソロツカ先生の優しい指導とお褒めの言葉を受けて、回を追うごとにメキメキ上達。だんだんと周りの方たちとおしゃべりしながら手を動かす余裕もでき、和やかな時間が流れました。

プィーサンキ作りのクライマックス、最後に卵の表面の蜜蝋を全部溶かして拭き取り、色鮮やかな作品が現れると皆さん笑顔に!愛おしそうにフォトスポットでご自分の作品を写真に収める姿が印象的でした。

アンケートで頂いた感想から抜粋致します。

*ウクライナの伝統工芸にふれることができてよかったです。卵をにぎっていると心が落ち着くということが実感できました。
*大変楽しくできました。先生の教え方がすばらしいと思いました。
*手作業で色を重ねていくのがとても面白かったです。最後に出来上がりの姿が現れるのが感動しました。

リンク:
★プィーサンキとは/ Whatis Pysanky?
プィーサンキとは何かを解説した約6分間のビデオです。
ソロツカさんのYouTubeチャンネル(Solotska Tetyana)でご覧いただけます。
https://youtu.be/EZv77IGSW3A

★イベント報告:10/16(日)ウクライナ人道支援 伝統工芸展&トークイベント
イベントで展示された美しいプィーサンキの写真をご覧いただけます。
https://www.chigasaki-iac.org/4155/